現在の集合住宅の大規模修繕工事の問題点と、今後の向かうべき方向性について考察します。
現在の集合住宅の大規模修繕工事の問題点は、工事の計画から完成に至るまで不透明なことが
大変多いという事です。
建物調査から仕様の策定、施工会社への見積依頼の段階で、既にその工事の方向性が何故か
決まっているのです。
本来であれば、個々の建物に適した工法や材料が選定されるべきです。
又、何故その工法にしたのかの説明がないまま進んでしまうことが大変多い状況です。
見積数量に関して言えば、積算調書からの数量の精査は発注者である管理組合が実施することは困難です。
管理組合は提出された数量を信頼するしかないのです。
そして、施工会社を決定する際も、会社の施工品質や工事信頼度はどのように検討したらよいでしょう。
表面上の見え方だけでは工事の中身までは判断できないのが現状です。
私たちBLAでは不透明な部分を無くし、適切な仕様(TJC)、適正な数量(ブラボ)、的確な
施工検査体制で全ての流れを見える化して参ります。
発注者・工事監理・施工の三位一体で、発注者様の立場に立って、修繕工事を提案・実施して参ります。
一般社団法人 建物長寿命化施工協会(BLA) 代表理事 川上一三